※情報は随時更新します(更新日:2025/9/10)
陶芸とは?
陶芸とは、いわゆる「やきもの」を作る技術のことを指します。大きく分けると、陶器(土から作るやきもの)と磁器(石の粉から作るやきもの)があります。原料を細かく砕き、水を加えて粘土状にし、皿や壺、花瓶などに形作ったあと、窯で高温で焼き上げることで完成します。
陶芸の制作工程
- 粘土をつくる
- 良質な土や石を選び、乾燥させて細かく砕く
- 水を加えてこね、空気を抜いて粘土を整える
- 形をつくる
- ろくろづくり … 回転する台に粘土を置いて形を整える
- ひもづくり … 細長くした粘土を積み重ねる方法
- たたらづくり … 板状に伸ばした粘土を組み合わせる方法
- 釉薬(うわぐすり)をかける
釉薬は、焼き物の表面にできるガラス質の膜で、実用性と美しさを高めます。- 水漏れを防ぎ、汚れもつきにくくなる
- 成分によって多彩な色や模様を表現できる
- 代表的な釉薬
- 志野釉(長石の粉を使用)
- 伊羅保釉(植物の灰を使用)
- 天目釉(酸化鉄と長石を使用)
- 織部釉(酸化銅と長石を使用)
- 代表的な釉薬
- 窯で焼く
- 素焼(600〜950℃) … 形を固めるための焼き
- 本焼(約1250℃) … 釉薬をかけて本格的に仕上げる
- 模様をつける
- 鉄絵 … 酸化鉄を含む絵の具で模様を描く
- 染付 … コバルトを含む呉須(ごす)という絵の具を使用
- 色絵(上絵) … 和絵の具や洋絵の具で彩色
特殊な装飾技法
- 青白磁 … 鉄分を含む釉薬を厚くかけて焼き、青みを帯びる陶磁器
- 象嵌(ぞうがん) … 表面を彫って異なる色の粘土を嵌め込み、模様を表現
- 練上げ(ねりあげ) … 色の違う粘土を積み重ね、断面の模様を活かす
陶芸の魅力
陶芸は「土と火が織りなす偶然の美」を楽しむ工芸です。釉薬の溶け方や窯の中での炎の動きによって、同じ技法でも一つひとつ違った表情を見せます。そのため、完成した器には世界に二つとない個性が宿ります。


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