広島の伝統的工芸品 概論

地元の伝統的工芸品を知らなかったので、簡単にまとめてみた。
※情報は随時更新します(更新日:2025/9/17)

宮島細工(みやじまざいく)

  • 歴史:鎌倉時代初期に神社や寺を建てるために、鎌倉・京都から招かれた職人の技が受け継がれて発展。
  • 特徴:木目や手触りを活かした木工品。江戸時代から参拝客のお土産や日用品として人気。
  • 主な製品
    • しゃもじ(杓子)
      僧・誓真が弁財天の琵琶をヒントに考案したとされ、幸運を招く縁起物として人気を博しました。ご飯がくっつきにくく実用性にも優れ、宮島土産の定番となっています。
    • ロクロ細工(丸盆や茶托)
      木を回転させて削り出すことで丸盆や菓子器を制作。木本来の美しい木目、色調、手触りを最大限に活かした作品は、自然の温もりと味わい深さを感じさせてくれる工芸品です。
    • 宮島彫
      木材の素地や木目を生かした「浮き彫り」「しずめ彫り」などの技法を駆使し、自然の美しさを表現します。

広島仏壇(ひろしまぶつだん)

  • 歴史:江戸時代初期に京や紀州の職人技を取り入れて成立。浄土真宗の盛んな土地柄と水運の便から発展。戦後に伝統を受け継ぎ復活。
  • 特徴:分業制で製作。牡蠣殻を砕いた胡粉下地、漆の「立て塗」、金箔押しなど高度な技術が光る。
  • 主な製品:豪華で荘厳な「金仏壇」。

熊野筆(くまのふで)

  • 歴史:江戸時代、熊野の人々が奈良から筆や墨を仕入れて販売したのが始まり。その後、技法を習得して地場産業に。
  • 特徴:毛の選別から組み立てまで手作業。特に「毛組み」と呼ばれる工程は、筆の良し悪しを左右する重要な職人技です。毛筆に加え、画筆や化粧筆でも世界的に有名。
  • 現在:日本一の生産地であり、職人約2,000人が携わる地域の基幹産業。
  • 主な商品:書筆、画筆、化粧筆。

川尻筆(かわじりふで)

  • 歴史:江戸時代末期、呉市川尻町で始まった筆づくり。
  • 特徴:京筆の流れをくみ、繊細でしなやかな書き味。特に「練り混ぜ」技法による高品質な毛筆。
  • 主な製品:書道用の筆の中でも、特に草書やかなに適する。この特徴は、しなやかでまとまりが良く、墨含みに優れているという川尻筆の特性から来ています。

福山琴(ふくやまこと)

  • 歴史:江戸時代より始まったと言われる。城下町福山の芸事が盛んな背景から琴の需要が高まり生産が根付いた。
  • 特徴:最高級の桐材を使用し、細工・装飾・蒔絵が施される。
  • 魅力:優れた音色と美しい木目、華やかな装飾が特徴。全国有数の琴の産地である。

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